WPS Officeは使える?利用9年目の個人事業主の感想
起業準備を始めた2011年から、オフィスソフトは「WPS Office」を利用している一人個人事業主の管理人(@fltax_m)です。
オフィスソフトと言えば、マイクロソフトの天下。Microsoft Office(MS Office)を使い続けている方が殆どでしょう。
私の場合は、起業時になるべく節約したかったこともあり、MS Office1/10の価格のWPS Office(購入時はKingsoft Office)を使っています。

8年以上使った感想としては、

互換ソフトでも全然問題ないし、快適だわー
です。
完全に満足しているわけではないですが、数千円で購入後8年以上の利用で、コスパ的には大満足。
今回は、私が感じているWPS Office(旧Kingsoft Office)のメリットやデメリット、良いところや悪いところをまとめてみました。
WPS Officeの良いところ
- とにかく安い!
- 恒久的にソフト更新(アップデート)、買い切り永久ライセンス
- Excel関数の互換性はかなり高い
私の場合、オフィスソフトの主な利用目的は表計算シートでの帳簿付けです。

クライアント相手にエクセルシートのやり取りをすることもありますが、「プリントの見た目を絶対に合わせる」作業はなく、問題が発生したことはありません。
また、オンライン上から.xlsxデータをダウンロードすることもありますが、これも問題なく中身が見られます。
表計算においても、ネット上で検索したMicrosoft Excelの関数をそのまま使えるので、これも不満に感じたことはありません。
Microsoft Officeと違い、一度購入すれば永久アップデートなので、その点も安心ですね。
ちなみに、英語のWPS Office公式サイトから無料でダウンロードも出来ます。
若干フォントがおかしい(中国語の漢字っぽい)ところもありますが、日本語でも使えますよ!
WPS Officeの不満なところ
- VBA(マクロ)の互換性は微妙?
- 中国の会社だしなぁ・・・な不安
現在私が持っているWPS Officeのライセンスは、「スプレッドシート(表計算)」「ライター(文書)」「プレゼンテーション(スライド)」のみで、マクロがついていません。
また、グラフの再現率も100%ではないというレビューも散見されます。

Excel関数の互換性には全く不満はありませんが、複雑なグラフやマクロを使う場合は、純正Microsoft Officeの方が無難でしょう。
ちなみに、VBA(マクロ)ではなく、PythonでExcel操作は可能です。汎用性のないマクロを勉強するくらいなら、Pythonをやったほうがずっと良い。と思います。
もう一つの「中国の会社だからなぁ」は、私は半ば諦めです。それを言い出したら、Huaweiは中国、LINEも韓国ですし・・・。
こんな人に向いている
WPS Officeの互換性は、他のオフィスソフトに比べても高いと思いますが、それでも完全ではありません。
ただ、私の利用目的には合っているので、それを踏まえて「こんな場合に」を羅列してみると、
- 複雑すぎない表計算やグラフ
- VBA(マクロ)を使わない
- 無料Libre Officeは重くて使いにくいと感じている
- でもとにかく安く済ませたい
- 年に数回使うか使わないかわからない、実家の両親向け
こういう場合に、WPS Officeは向いていると思います。
WPS Officeの感想まとめ

取引相手と同じ画面を見なくてはいけないわけではないので、私にとっては大満足。
エクセル帳簿もずっとWPS Officeで付けていますが、ファイル毎のリンクも問題なく、快適です。
関連エントリー 会計ソフト代わりにExcel帳簿を8年使って感じる、メリットとデメリット
30日間無料の体験版も試せるので、互換性を確かめてからの購入をお勧めします。

使用感とは関係ない話ですが、私は[表計算]と[文書]のパーソナル版を買ったのに、何故か[プレゼンテーション]のライセンスも有効になっています。
何故だろう・・・(使わないけど)
関連リンク
WPS Office(公式) – キングソフト株式会社
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