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積立NISA、年60万円×10年で話が進んでいたかと思いきや、突如「年40万円×20年」の報道。
積み立て型NISA、20年非課税 年40万円上限
政府・与党は6日、少額投資非課税制度(NISA)について、20年の非課税期間で年間の投資上限を40万円とする積み立て型の新制度を設ける最終調整に入った。財務省は非課税期間10年で年間の上限が60万円の案を示していたが、20年の非課税期間を求める金融庁の要望を与党が認める方向になった。個人に20年という株式の長期投資を促し、高い収益を得られるようにする。
8日にまとめる与党の2017年度税制改正大…
総額では、当初の議論で言われていた60万円×10年=600万円より多い、40万円×20年=800万円。
どうなんでしょう。
年間40万円は少ないような気もしますが、そもそも現在のように月10万円(年間120万円)も拠出ができるほど余裕がある人は限られるし、私はいいと思いますね。
というわけで、私は導入されたら現在のNISAを積立NISAに変えると思います(結局は一本化されるみたいだけど→ソース:同日の日経夕刊1面)。
ちなみに現在のNISAは120万円×5年なので、非課税枠で投入可能なのは600万円です。
積立NISAの非課税枠は、月額では33,333万円
年に40万円なので、40万円÷12か月=33,333万円。
これなら非課税枠をMAXで使おうと思っても、そこそこ出せる額じゃないでしょうか。私としては12か月で割り切りれる数字にして欲しかったですが・・・。
自営業者は個人型DC・小規模企業共済を優先すべし
自営業者の美味しいところは、個人型DCに毎月68,000円もの金額を拠出可能である点。拠出金は所得控除、運用益は非課税、受取り時にも税優遇ありと、NISAよりもずっとお得です。
それでも余裕があるなら、小規模企業共済。これも掛金は所得控除で、受け取り時も退職金扱いで税優遇あり。最大で毎月7万円掛けられます。
上限(年) | 所得控除 | 運用益 | 受け取り時 | |
---|---|---|---|---|
個人型DC(iDeCo) | 81万6千円 | あり | 非課税 | 退職金扱い |
小規模企業共済 | 84万円 | あり | 非課税※ | 退職金扱い |
積立NISA | 40万円 | なし | 非課税 | - |
※小規模企業共済は自分で運用しないが年利が付く。共済金Aの利率は約1.5%程度、共済金Bの利率は約1.0%程度(ソース)。
私は現在、個人型DC(iDeCo)と小規模企業共済を満額で掛けてます(国民年金付加保険料を払ってるので、iDeCoは67,000円)。
それだけで、年間164.4万円を所得控除を受けながら貯金できているようなものです。
しかし、個人型DCと小規模企業共済の拠出で手一杯で、現在のNISA非課税枠120万円を使い切れるまでの余裕がありません。
月3万円程度ならまだ普通に何とかなるし、「余剰資金があったらNISAに入れてみよう」と思えますね。
開始予定は2018年?
「2017年度与党税制改正大綱に盛り込む」(時事通信)とのことなので、早くても導入は2018年でしょうか?金融機関のシステム対応もあるだろうから、2019年に入ってしまうこともありうるんでしょうか?
ともかく、稼ぎ続けないことにはNISAどころか確定拠出年金も払えないので、零細個人事業主としてはひたすらコツコツ働くのみです・・・