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志太さんが創業したみんな大好きカラオケチェーン、シダックス。
近所にお店があることもあり、私もよく利用しております。
しかし、今年の春頃に同業へのカラオケ事業売却が報じられて以降、店頭でのサービスが徐々に貧弱になってきていました。
シダックス、カラオケ撤退 給食事業に集中
給食受託やカラオケなどを手掛けるシダックスは30日、カラオケボックスの運営事業から撤退すると発表した。「カラオケ館」などを運営するB&V(東京・新宿)に運営子会社の持ち株81%を売却し、同子会社に対する97億円分の債権も譲渡する。不採算店の大量閉鎖などリストラを進めてきたが、自力の立て直しは難しいと判断した。今後は給食などフード事業に経営資源を集中する。
(後略)
また今日も友人とシダックスに行ってきたのですが、「シダックスはいよいよやばいぞ」感が増幅する結果に・・・。
あまりにショッキングだったので、少しだけ書いてみます。
支払いが現金決済のみになってた
私はシダックスでは現金払いしかしたことがなかったので物理的なダメージはないですが、クレジットカードの支払いができなくなったようです。
7月の利用時には何も言われませんでしたが、本日はじめて「クレジットカードの機械の故障のため、クレジットカードや電子マネーでのお支払いができません」と受付時に言われました。
そこで、同様の説明文のシートを見ると、日付は5月(今は8月)。
いや、5月から機械が壊れっぱなしで放置ってことはないでしょう・・・。
「現金のみ」というのはズバリ、「資金繰りがヤバい」ってことでは・・・。
一緒に行った友人は「ふーん」位にしか思わなかったようですが、商売をしている人間なら普通にそう感じるはず。
カード払いは、BtoCな販売者にとって現金の回収がもっとも遅くなる支払い方法で、現金や銀行振込で払ってもらうのが一番ありがたいのです(私も起業当時はネットショップをやっていたのでわかる)。
カード決済はカード会社に手数料も引かれますしね。
マジでこれはヤバいと、背筋がぞっとしました。
サービスも次々に改悪
思えば、シダックスは徐々にサービスが悪くなってきていました。
数年前からワンドリンク制になった
それまでは室料だけで良かったのに、数年前からワンドリンク制になりました。
それも、最低「500円以上」。
※最初は380円以上→480円以上→500円以上、という感じで徐々に最低金額が上がっていった(金額はうろ覚え)
原価数10円のドリンクを、500円ってあんた。
他のカラオケ店では、ドリンクバー込みの料金設定のところがほとんどの時代、他店に客が流れるきっかけになったことは間違いないでしょう。
※ただ、今日行った店舗では、昼間はドリンクバーが無料になっていました。人件費節約or人手不足もあるんだと思います。
ポイントサービスが2018年5月で終了
これまでは利用金額の1%がポイントとして還元されていましたが、2018年5月31日を以て付与が終了。
シダックスクラブからの重要なお知らせ
(前略)
この度、シダックスクラブでご愛顧いただいておりました、ポイントサービスを終了させていただくことになりました。
■ポイントの付与終了日 2018年6月7日(木)営業日ご利用分まで ■貯められたポイントの利用終了日 2018年12月31日(月)営業日までご利用可能です ※100ポイントから100ポイント毎にご利用いただけます。 キッズ会員賞品申込についても2018年12月31日(月)消印分までとなります。 いかなる場合であっても利用終了日以降のポイント利用はできかねますのであらかじめご了承ください
(後略)
シダックスのメールマガジン 2018年5月31日付け
このポイント終了のお知らせは、上記の日経新聞の報道とほぼ同時だったため、その時は単に「経営者が変わるからかな」程度に思っていました。
その後3か月弱で、こんなにもダダ崩れになるとは思いも寄らず・・・。
水曜のレディースデー、木曜のメンズデーが2018年7月で終了
なんだかんだで良く利用してた、2時間無料の水曜レディースデー。
ワンドリンクを注文するだけで、2時間の室料が無料という、ユーザーには美味しすぎるサービスでしたが、2018年7月18日付けで突如終了しました。(日付は私が利用していた店舗の場合)
この終了を知らず、終了翌週の水曜日にレディースデー目当てでシダックスに行ったら、突如終了していて面食らいました。メルマガ等でのお知らせもありませんでした。
シダックスにとっては「美味しすぎる」ことがまったくない、しょっぱいサービスだったんでしょうかね。
間違いなく、これでユーザー離れが加速。私もいよいよ他の店を探し始めました。
10分前の電話コールがなくなった
本日(2018年8月)、受付時に「クレジットカードが使えなくなった」の告知と同時に、「10分前のコールは致しません、10分以上過ぎますと延長料金がかかります」と言われました。
表向きの理由は「お楽しみのお時間の妨げとなってしまうため」だそうです。
現金払いのみになった上に、従業員も減らさざるを得ない状況・・・?
単に募集しても人が来ないだけかもしれませんが、「あわよくば延長料金」の可能性もあります。
カラオケ店は戦略として、どのチェーンでも個室内に時計は置いていません。
とくに平日昼間はジジババの利用も多く、戸惑うお客さんもいるはず。
シダックス、ますますユーザー非フレンドリーの方へ進んでしまっています。
まとめ:シダックスはオワコンなのか
他のカラオケ店よりもシダックスを長年利用してきたユーザーでしたが、ここまでの諸処の改悪に、私も心が離れてしまいました。
そうでなくても「現金のみになりました」宣言は、「そんなに資金繰りがヤバいんか?」なブラックなショックを大いに与えます。
シダックス、これからどこへ向かう。運営元が変わって良くなるのか、もしくはカラオケ界からシダックスブランドがなくなるのか。
最近はYouTubeでもカラオケ動画がたくさんありますし、家庭用ゲーム機でもカラオケが安価でできるようになり、個人利用が減っているのは確実。
それでも家では大声は出せないですし、大人数や二次会での利用、防音室やプライバシーが必要な人の利用など、店舗としての強みは間違いなくあります。
終了10分前にコールではなくて画面に自動で出して延長するかしないか選択させるとか、「変なホテル」みたいに無人受付にするとか、工夫のやり方は色々あるはずなので、もう少し頑張って欲しいですね。