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ノートパソコンのメンテナンスで何度も開けている裏蓋。しかしついに先日、ネジがなめてしまいました。
さまざまな対処方法(ゴムを噛ませる等々)をネットで調べて試すも、一切効果なし。さらにネジ穴が広がる中、なめた精密ネジを外すための専用ドライバーの存在を認知。
その中でもAmazonで高評価だった「ANEXなめた精密ネジはずし」を購入してみました。この記事では、ANEXなめた精密ネジはずしの使い方と感想を紹介します。
ノートパソコンの裏蓋のネジがなめてしまった理由
もう6年目に入った、富士通のノートパソコンWU2/B2(UHシリーズ)。
そろそろ買い換えも視野に入ってくる時期ではありますが、メモリの換装やグリス塗りなど、数々のメンテをこなして現在でも第一線で活躍してもらっています。
そんなある日・・・
やってしまったぁーっ!
「慣れたものよ」と半分上の空でドライバーをあてたが最後、ネジを外す方と反対に回してしまい、ネジがなめてしまいました。
ゴムを噛ませてみてもダメ。なんとかしようとぎゅうぎゅう押しながらドライバーを回した結果、穴だけが広がるという悲しい状況に。
もともとこのパソコンの裏蓋のネジは、初期状態でもかなり固めに締まっていました。そのため、はじめて外した時も若干なめ気味になってしまったのですが、その後のメンテナンスでは問題なく、気にせず過ごしていたところだったのです。
焦った私は、Amazonで高評価だった「ANEXなめた精密ネジはずし」を即購入!
ANEX なめた精密ネジはずしとは
「ANEXなめた精密ネジはずし」は、新潟県三条市のドライバーメーカー「アネックスツール株式会社」が製造販売している、なめてしまった精密ネジ専用の手回しドライバーです。当然ながら、安心高品質な日本製(Made in Japan)。
新潟県三条市と言えば刃物や金属加工で有名ですよね。
このドライバーは、先が刃物になっているのが特徴です。
通常のドライバーではなめてしまって回らないネジを、数ミリだけ掘りひっかけて回して外すことができる、なめ精密ネジホルダーには感涙もののアイテムと言っていいでしょう。
ANEX なめた精密ネジはずしの使い方と感想
ただ左方向に回すだけ
使い方は至って簡単。左回し(反時計回り)で、なめたネジを刃物で掘っていきます。
ストッパーがついているようで、ある程度まで掘るとストッパーになめたネジが引っかかり、そのままの左回しでネジが回るようになります。
電動ドライバーに装着してはいけない
6.35mmの軸なので、よくある電動ドライバーにもつけられますが、「ANEXなめた精密ネジはずし」は手回し専用です。
手持ちの差し替え可能なハンドル(グリップ)があれば、「なめた精密ネジはずしビット」だけを購入すればOKです。ハンドルがない場合は、ハンドルとビットのセットを購入しましょう。
ANEX なめた精密ネジはずしを実際に使ってみた
と言うことで、早速掘削開始。しかし、掘っても掘っても手応えなし・・・
ときどき金属くずを捨てながら、約20分。
まわったーっ!
本当に取れるのかと不安になったその時の、ネジが回ったときの感動はひとしおですw
20分間も回してみて、以下に自分が感じたコツをまとめてみます。
ANEX なめた精密ネジはずしでネジを外すときのコツ
公式YouTubeの使い方ビデオを見ておく
まずは、最終的にはどのようにネジが外れてくれるのかイメージを持っておくことが、非常に重要です。
ビデオではあっさりネジが外れていますが、女性の私には「かなりの力が必要だな」と感じました。ネジの素材・金属の柔らかさにもよるのかもしれません。
垂直に押す
パッケージには、
- 押しつける力8・回す力2
- 垂直に強く押しつけながらゆっくり左に回してください。
と記載されています。
私的には、「垂直に」が特に重要だと感じました。
このドライバーは非常に細いのと、ターゲットとなるネジが小さいこともあり、垂直にしっかりと押し続けるのが難しかったです。
しっかりと押しつけても、軸が斜めになってしまうと掘削の穴がすり鉢状になってしまい、ひっかかるポイントがなくなってしまいます。そのため、余計に時間がかかってしまいました。
しかも、力を入れて押さえつけないといけないため、わかっていてもブレやすい。
今回は、平らにして作業できるノートパソコンだったこともあり、押さえる右手の上に頭を乗せることによってブレを抑止したところ、そこでようやく回ってくれました。
ANEX なめた精密ネジはずしのメリットとデメリット
メリット
- 精密ネジなら時計やゲーム機器にも使える
- ドライバーの軸(ブレード)は交換できる
- 1,000円程度と特段高価ではない
私は今回ノートパソコンの裏蓋ネジに使いましたが、ゲーム機のコントローラーやメガネ、時計のネジにも使えます。
使用用途が広く、さらにブレードは交換可能という、非常に親切な設計です。さすが日本。さすが燕市。
デメリット
- ドライバーが1本増えてしまう
- 刃物なので収納には注意が必要
私はどういうわけか、自宅に大量のドライバーがあります。またドライバーが1本増えてしまいました・・・。
また、軸(ブレード)の先は刃物になっているため、裸で収納しておくのは大変危険です。
できれば包装パッケージは捨てないで、使い終わったらパッケージに収納しておくことをオススメします。
替えのネジはまだ入手できていません。1つのパソコンに使われている精密ネジは非常に種類も多くわかりづらいので、セット品を買ってもいいかもしれませんね。
まとめ
1,000円程度なので、修理店に持ち込むことを考えたらコスパは高いです。
ちなみに、通常のメンテでオススメなのは、精密ネジ用のVessel(ベッセル)の「Gクリップドライバー」。グリップが大きいので、固めに締められた精密ネジもすっと回ります。
これ以前にすでに精密ネジのセットは持っていましたが、これ1本でパソコンメンテは事足りるようになってしまいました。
今回購入した「ANEXなめた精密ネジはずし」とセットで、もうすっかりパソコン修理はお茶の子さいさいです🤣