※当サイトはアフィリエイトプログラムを導入しており、当サイト経由による外部サイトでの購入や会員登録の成約などから当サイトが収益化を行うことがあります。詳細はプライバシーポリシーをご確認ください。
本日(2016年7月8日)の日本経済新聞朝刊、皆さまお読みになりました?
ごく小さーく、何気に大きなニュースが書かれてました。
楽天証券、確定拠出年金に参入へ
楽天証券は確定拠出年金事業に参入する。9月下旬をメドに個人投資家を対象に口座開設の受け付けを始める。ネット専業証券の参入はSBI証券に次ぎ2社目。法改正で来年から個人型の対象者が公務員や主婦などに拡大するのをにらみ、個人マネーの取り込みにつなげる。...
紙面情報によれば、口座管理手数料はこうです。
- 開設から1年間は無料
- 2年目以降は残高が20万円以上10万円以上(2016/9/20変更!)で無料
ほぼ無料やん!な画期的な料金設定。※後述しますが、楽天証券ウェブサイトの情報と微妙に違います。
ネット証券会社では確定拠出年金をけん引してきたSBI証券、これは対応を迫られそうです。
楽天証券の確定拠出年金サービス概要
すでに楽天証券のサイト内には、ある程度具体的なサービス内容が掲載されています。
楽天証券の確定拠出年金サービス骨子
- 口座管理手数料は2017年末まで無料
- それ以降は月額210円(税込226.8円)、残高20万円以上10万円以上は無料
- サービス開始は2016年9月を予定
紙面にあった「開設から1年間は無料」情報は見当たりませんでした。日経新聞の記者さんよ、どうなってんの?
移管についても書かれているので、あわよくば移管手数料も無料になることを期待したいところ・・・。
SBI証券は、現時点では最安値レベル
私が確定拠出年金の口座を開設したSBI証券では、【残高50万円未満は月額324円(税込)】です。
毎月、第1号被保険者が満額(67,000円)を拠出しても、7か月目までは必ずかかります。7カ月の合計は2,268円。
口座残高にかかわらず国民年金基金連合会・事務委託先金融機関で手数料計月額167円は必ず引かれます。これは楽天証券も同じでしょう。
少額拠出の公務員などがターゲットか
公務員の場合、年間140,400円が掛金の上限となります。月12,000円です。
手数料無料の条件の残高が大きいと、公務員のように拠出金が少ない場合は長きに渡って支払うことになります。運用益もそう簡単に出ないのに、確実にマイナスです。
そこを狙って、楽天証券が先手を打ってきた形でしょう。さすが、手数料改革の楽天金融グループ。
ちなみに運用商品についての記述は記事にはなく、これから発表されていくものと思われます。
SBI証券もこれからサービス充実?
ネット証券では確定拠出年金のパイオニア的存在となっているSBI証券。さて、これからどう出るのでしょうか。
私は11月拠出分で残高が50万円以上になり、手数料は無料となる見込みです。よって「手数料云々」についてはあまり恩恵がなさそう。
手数料よりも【投信商品の充実】や【管理画面の使いやすさ】に期待したいところです。
SBI証券の管理画面、どうも時代遅れのUIなんだよねー。そういう仕事をしている人間からすると余計に気になりますわ。
確定拠出年金を検討している方は、他の金融機関の動向もチェック
確定拠出年金は、金融機関によって手数料・サービス内容がかなり異なります。今後の金融機関の動きに注目です。
移管の場合は国民年金基金連合会に支払う2,777円(税込)の手数料があります。もし今口座を持っている401kの金融機関よりも差し引いて楽天証券の方が安いなら、移管もあり。
私は現在SBI証券で個人型DCを運用していますが、現時点では最安値、手数料がかからない50万円を超えるのは11月なので、とりあえずはそのままですかねー。