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Yahoo!トップページに昨日掲載された、「フリーランス支援 協会設立」のニュース。
入りたいってフリーランサー、いるんですかね?会費1万円(年会費?月会費?)払うなら、楽天プレミアムカード(年会費1万円)のほうがよっぽどお得な気がする。
趣旨がおかしい気がする
早速、件の「プロフェショナル&パラレルキャリアフリーランス協会(仮)」を検索。ホームページありました。
理事・幹事企業や賛助会員に連なっている企業は以下。
これって、フリーランサー相手にビジネスしたい人たちじゃないですか・・・?
協会を作ったのが「フリーランサー自身」じゃなくて、「フリーランサー(とフリーランサーに仕事を頼みたい企業)から儲けてる人たち」。協会に入ってくれるフリーランサーがいればいるほど、自分たちが儲かる、的な。
freeeや弥生の優待プランがあると言っても、会費1万円(年会費?月会費?)払うんですからね・・・。
一応、事業内容を見てみる
以下、協会サイトの中身を腹黒く検証。
01 フリーランスの認知向上のための啓発活動
- フリーランスに関する調査・研究(定点観測)
- フリーランスに関する情報発信(Web、メルマガ、白書など)
- フリーランスをテーマとしたイベントの開催(トークセミナー、エキスポなど)
フリーランスの調査とか、勝手にやってくれと思うw
イベントや啓発活動と言っても、フリーランサーが増えて儲かるのは、協会を立ち上げた企業たちですから。
フリーランサーが増えすぎて、単価が下がって粗野な仕事が増えてもいいんだろうか。通訳案内士の規制緩和(からの、クオリティ及び単価の低下)をちょっと思い出した次第。
02 フリーランスの事業及びキャリア形成支援
- フリーランス向けベネフィットプランの開発(融資・ローン・人間ドッグ・保険・家事代行など)
- 事業支援サービスとの提携(コワーキングスペース・法務相談・会計・事務サポートなど)
- スキルアップ・キャリアアップ支援(専門スキルおよび間接ビジネススキルのセミナーの実施)
- コミュニティ形成とネットワーキング支援(職種・地域毎の分科会、懇親イベントなど)
- 信頼性向上(認定ロゴ、認定資格制度)
「融資・ローン」、これは地域の信金で十分じゃないでしょうか。それよりも超好条件なら考える余地ありかもしれません。でもそもそも、フリーランサーは身1つで動くわけで、融資とかあんまり要らない気がする。
「コワーキングスペースや会計・事務サポート」、これは仲介してくれるということでしょうか?成約したら紹介先から協会がマージン貰うとかかな。
会計サポートの中に、税理士が決算を見てくれる(確定申告書にハンコ押してくれる)、があるならいいかもしれません。もちろん前提条件として「協会企業の<freee>か<弥生>を使うこと」となるんでしょうが。
そして「認定ロゴ・認定資格」ってなんだろう。「フリーランス協会の認定会員になっているフリーランサーに、是非仕事あげてね(だって自分たちも儲かるから)」じゃないのか?資格だって、それぞれの分野ですでに色々あるわけですし。
03 フリーランスの労働環境改善・向上に向けた政策提言
- ガイドライン策定に関する政府・自治体への働きかけ
- 制度改正(社会保障、労働法、税制など)の提案
唯一「まともかな?」と感じる内容。
だからと言って、会員になる必要がある内容ではない。経産省のお墨付きを貰うため、とりあえず「取って付けた」ような感じもする。そんな感じがするだけで彼らは真剣なのかもしれませんが。
「フリーランス協会」印象まとめ
私は入りませんね。間違いない。
そもそも、フリーランスはこういうしがらみから自由になりたいから個人事業主を貫いてるんじゃないのか?
今のところは、業界団体が儲けるための集まり、そんな印象がしなくもない。そうでなくとも、「フリーランサーたちの悩み」を解決してくれるような内容では、今のところない。
会費1万円(年会費?月会費?)なら、他のことに使った方が私は有意義です。
ただし、健保があるなら考える
私のフリーランサーの悩みと言えば、国民健康保険の保険料の高さです。気軽に入れる健康保険組合が作られるのなら、加入を検討します。
でも健保ができたとしても、「協会の会員になることが条件」とかあるんだろうな。