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先週の水曜日、日経新聞で突如報道された、eMAXISシリーズの手数料値下げ。
三菱UFJ国際投信、投信手数料「常に業界最低」に
三菱UFJ国際投信は株式などで運用する投信4本の運用手数料(信託報酬)を業界最低とする方針を固めた。ライバル各社が対抗して手数料を下げても、連動して「常に最低」を実現する。個人投資家のメリットは大きく、投信の運用方針や実績に応じた選択肢が広がりそうだ。
対象はインターネット専用投信「eMAXIS」シリーズのうち4本。国内外の株式、債券で市場平均並みの収益を狙う「パッシブ型」投信だ。
その後、販売元の三菱UFJ国際投信は報道を否定するプレスリリースを発表。「正式な情報は後日リリース」とのことでした。
私を含めた読者は若干困惑する始末。日経新聞よ、月4,500円払ってるんだからしっかりしてー。
既存ファンドの値下げではなく、新規ファンドの設定だった
日経新聞夕刊での報道の2日後に、三菱UFJ国際投信から正式情報が発表されました。
『eMAXIS Slim 国内株式インデックス』『eMAXIS Slim 国内債券インデックス』『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』『eMAXIS Slim 先進国債券インデックス』募集・設定について
この度、三菱UFJ国際投信は『eMAXIS Slim 国内株式インデックス』『eMAXIS Slim 国内債券インデックス』『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』『eMAXIS Slim 先進国債券インデックス』を新規に設定いたしますので、お知らせいたします。
既存のeMAXISシリーズはそのままなんですか。
普通に値下げで良かったと思うのに、なぜ新規ファンドにしたのか。
「気付かない人からはそのまま高い手数料取ればいい」と思っているようにも思えなくもない。
と、なんでも腹黒く考える、私は心の廃れたフリーランサーであります。
信託報酬 最安値ファンドは結局どうなる
eMAXIS Slimシリーズの登場で、手数料比較はどうなるかまとめてみました。
結果的には、eMAXISシリーズは確かに信託報酬が最安値となっています。海外の指標とか、細かな違いはあるのかもしれませんが。
国内株式クラス(TOPIX連動)
ファンド名 | 信託報酬 |
---|---|
eMAXIS Slim 国内株式インデックス | 0.1944%以内 |
<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド | 0.1944%以内 |
iFree TOPIXインデックス | 0.1944% |
三井住友・DC日本株式インデックスファンドS | 0.2052% |
先進国株式クラス
ファンド名 | 信託報酬 |
---|---|
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 0.216%以内 |
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド | 0.216%以内 |
iFree 外国株式インデックス | 0.2268% |
たわらノーロード 先進国株式 | 0.243% |
国内債券クラス
ファンド名 | 信託報酬 |
---|---|
eMAXIS Slim 国内債券インデックス | 0.1512%以内 |
<購入・換金手数料なし>ニッセイ国内債券インデックスファンド | 0.1566%以内 |
たわらノーロード 国内債券 | 0.162% |
三井住友・日本債券インデックスファンド | 0.1728% |
iFree 国内債券インデックス | 0.2376%以内 |
先進国債券クラス
ファンド名 | 信託報酬 |
---|---|
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス | 0.1836%以内 |
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国債券インデックスファンド | 0.1836%以内 |
iFree 外国債券インデックス | 0.1944% |
たわらノーロード 先進国債券 | 0.216% |
三井住友・DC外国債券インデックスファンド | 0.2268% |
まとめ:それでもアメリカよりはまだまだ信託報酬高め
信託報酬値下げ戦争は、相変わらず日進月歩とは言え進んでいます。
ちょっと前の日経新聞のどこかの記事で読んだ受け売りですが、それでも日本の投信はまだまだ手数料が高いほうだそうです。
iDeCoやNISAで少しずつ盛り上がってきている、個人投資の波。もっと投資する人が増えれば、投信もどんどん洗練されていくでしょうね。