「eMAXIS Slim」発表、”常に最安”は新規設定ファンドのことだった
ファンド

「eMAXIS Slim」発表、”常に最安”は新規設定ファンドのことだった

先週の水曜日、日経新聞で突如報道された、eMAXISシリーズの手数料値下げ。

三菱UFJ国際投信、投信手数料「常に業界最低」に

三菱UFJ国際投信は株式などで運用する投信4本の運用手数料(信託報酬)を業界最低とする方針を固めた。ライバル各社が対抗して手数料を下げても、連動して「常に最低」を実現する。個人投資家のメリットは大きく、投信の運用方針や実績に応じた選択肢が広がりそうだ。

対象はインターネット専用投信「eMAXIS」シリーズのうち4本。国内外の株式、債券で市場平均並みの収益を狙う「パッシブ型」投信だ。

東証株価指数…

2017/2/8 12:30 日本経済新聞 電子版

その後、販売元の三菱UFJ国際投信は報道を否定するプレスリリースを発表。「正式な情報は後日リリース」とのことでした。

私を含めた読者は若干困惑する始末。日経新聞よ、月4,500円払ってるんだからしっかりしてくれ。

既存ファンドの値下げではなく、新規ファンドの設定だった

日経新聞夕刊での報道の2日後に、三菱UFJ国際投信から正式情報が発表されました。

『eMAXIS Slim 国内株式インデックス』『eMAXIS Slim 国内債券インデックス』『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』『eMAXIS Slim 先進国債券インデックス』募集・設定について

この度、三菱UFJ国際投信は『eMAXIS Slim 国内株式インデックス』『eMAXIS Slim 国内債券インデックス』『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』『eMAXIS Slim 先進国債券インデックス』を新規に設定いたしますので、お知らせいたします。

三菱UFJ国際投信株式会社プレスリリース(PDF)

既存のeMAXISシリーズはそのままなんですか。

普通に値下げで良かったと思うのに、何故新規ファンドにしたのか。

「気付かない人からはそのまま高い手数料取ればいい」と思っているようにも思えなくもない。

と、なんでも腹黒く考える、私は心の廃れたフリーランサーであります。

信託報酬 最安値ファンドは結局どうなる

eMAXIS Slimシリーズの登場で、手数料比較はどうなるかまとめてみました。

結果的には、eMAXISシリーズは確かに信託報酬が最安値となっています。海外の指標とか、細かな違いはあるのかもしれませんが。

国内株式クラス(TOPIX連動)

ファンド名 信託報酬
eMAXIS Slim 国内株式インデックス 0.1944%以内
<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド 0.1944%以内
iFree TOPIXインデックス 0.1944%
三井住友・DC日本株式インデックスファンドS 0.2052%

先進国株式クラス

ファンド名 信託報酬
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 0.216%以内
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド 0.216%以内
iFree 外国株式インデックス 0.2268%
たわらノーロード 先進国株式 0.243%

国内債券クラス

ファンド名 信託報酬
eMAXIS Slim 国内債券インデックス 0.1512%以内
<購入・換金手数料なし>ニッセイ国内債券インデックスファンド 0.1566%以内
たわらノーロード 国内債券 0.162%
三井住友・日本債券インデックスファンド 0.1728%
iFree 国内債券インデックス 0.2376%以内

先進国債券クラス

ファンド名 信託報酬
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス 0.1836%以内
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国債券インデックスファンド 0.1836%以内
iFree 外国債券インデックス 0.1944%
たわらノーロード 先進国債券 0.216%
三井住友・DC外国債券インデックスファンド 0.2268%
参考

まとめ:それでもアメリカよりはまだまだ信託報酬高め

信託報酬値下げ戦争は、相変わらず日進月歩とは言え進んでいます。

ちょっと前の日経新聞のどこかの記事で読んだ受け売りですが、それでも日本の投信はまだまだ手数料が高いほうだそうです。

iDeCoやNISAで少しずつ盛り上がってきている、個人投資の波。もっと投資する人が増えれば、投信もどんどん洗練されていくでしょうね。

コメントを残す