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投資を始めるに当たって、この1か月、本を読みまくりました。
初心者向けとされている本からそうでない本まで10数冊に加え、日経マネーやら週刊ダイヤモンドやらの投資特集やら、手当たりしだいに貪り読みました。
上級すぎてまだよく理解できないものもありましたが🥹
読む順番で、わかっていることわかっていないことなどで受ける印象の差はありますが、初心者目線でとくに良かった3冊をピックアッープ!です。
投資家が「お金」よりも大切にしていること 藤野英人
書いた人→投資家・ファンドマネージャー
直販型ファンド「ひふみ投信」を販売している、レオス・キャピタルワークスを創業した藤野英人さんの著書。
投資以前の、お金との対し方について、色々と考えを改めさせられる本です。
まず、冒頭から結構衝撃。
第1章 日本人は、お金が好きで、ハゲタカで、不真面目
(中略)
...日本は先進国のなかでもっとも寄付をしない国です。ほとんどの先進国では、家計の2~3%くらいの金額を寄付します。...ところが日本人は、家計のたった0.08%しか寄付しないのです。p.34
あえて断言しますが、日本人ほどケチな民族はいません。...日本人は自分のこと、すなわち、自分のお金のことしか考えていないのです。自分のお金を現金や預金として守ることしか考えていないのです。p.36
いやーその通りだなぁと、化けの皮を剥がされたような気分になりやした。
この本以前に数冊の投資の本を読んでいましたが、「投資でなぜお金が増えるのか」とか「どんな商品を選んだらいいのか」という、理論やテクニック的なことに焦点を置いている本がほとんど。
そんな中で、お金の哲学や投資の社会意義を学ばせてくれる、貴重な本でしょう。
ただお金を増やすためだけだった投資への姿勢が、根本から変わりましたねー。
これから投資をするという友人がいたら、真っ先にこの本を勧めます。
難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!山崎元
書いた人→経済評論家
リアル書店でも平積み状態が続いている、2015年に出版されたベストセラーです。4冊目くらいに読みました。
後述する勝間和代さんの「お金は銀行に預けるな」を非常にわかりやすくしたような本です。
投資だけでなく、保険商品や不動産購入などについても書かれており、お金にまつわること全般が学べます。
ビジネス書コーナーにある本ですが、文章一辺倒ではなく対話式、ちょいちょいイラストや図が挿入されるなど、読みやすさを念頭に置かれています。
経済界では常識なのでしょうが、宝くじの「還元率」の低さや、ローン金利・保険商品のコストなど、数字が具体的に示されているので買うべき・買わないべきの説明に説得力があります。
個人的には、保険に入ったり家を買っちゃったりした親にも読ませたいと思いました。投資についてももちろん書かれているので、現金世代の親には怪訝な顔をされそうでまだ見せてませんが。
お金は銀行に預けるな 勝間和代
書いた人→経済評論家・公認会計士
2007年に出版された当時、サラリーマン時代にオンタイムで読んでました。
その時は行動には移しませんでしたが、今思えばこの9年前の本がきっかけで今回投資しようと思えた、ある意味私の中に楔を打ち込んだ一冊です。
ちなみに、この本以降彼女の新刊は欠かさず読み、講演会でサインまでもらっちゃう位のファンでしたが、「結局、女はキレイが勝ち(マガジンハウス・2009年)」あたりから「え?そっちの方向?」と戸惑い、それから彼女の本からは遠ざかってました・・・。
で、久々に改めて開いてみたのですが、なんだかんだで、今読んでも(今読むから余計に)為になります。
先述の「お金の増やし方教えてください!」からイラストを抜いて見た目難しくしたような本ですが、論理展開が非常にうまく、起承転結がはっきりしているので、思いの他サクサク読めます。
昨今の投資ブーム(ブームかわかんないけど、少なくとも私のような初心者もやろうと行動に移す位の時代)を見越したかのような本を、10年近く前に出版していたことに、改めて「勝間さんすげー」と思わずにはいられない次第。
勝間さんはその後メディアに出るようになってアンチも多くなってしまってますが、毛嫌いして読まずにこれだけの知識が得られないほうが損です。
てか勝間さん、プロ雀士になられたんですか(今Wikiで知った)。相変わらず彼女の目指す方向がよくわからないですが、人並以上の才能をお持ちなことは間違いないですね・・・。