自社サイトを自前で用意するなら気を付けるべき7つのポイント
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自社サイトを自前で用意するなら気を付けるべき7つのポイント

もくじ

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職業柄なのか何なのか、友人知人に「ちょっと事業のウェブサイト作ったから見て」と言われることがあります。

一応それで食べている私としては、毎回ツッコミたくなる部分がかなりあるのですが、「ツッコミたくなるポイント」は大抵共通しています。

そんなわけで、これから「自社サイトを自分で作る」な方向けに、ポイントをまとめてみました。

こんな方に向いた記事です
  • 本を見てとりあえず作ってみようと思っている個人・小規模の会社
  • WEB会社にお願いする程の予算がない

「どこかのサイトのコピペ」は著作権侵害

業務内容の説明など、他の業者の記述を真似する場合も多いと思います。

ですが、コピペは盗作画像を勝手に拾ってきたも盗作。立派な著作権法違反です。

無料画像サイトイメージ

さらに、コピペは検索エンジンからの評価を下げる場合もあり、デメリットはあれどメリットはありません。

他社の記述は参考程度にして、自分の言葉で丁寧に書くようにしましょう。

サイトから申し込みを受けるなら「特定商取引法に基づく表記」が必要

「特定商取引法に基づく表記」は通販では定番ですが、「通販じゃないなら要らない」と思っていませんか?

ですが、物販を伴わない場合も、「通信手段により申込みを受ける意思が明らかであり、かつ、消費者がその表示により購入の申込みをすることができるもの」はすべて、通信販売規制を受ける広告に該当し、「特定商取引法に基づく表記」は必要です。

参考リンク
通信販売広告について|通信販売|特定商取引法ガイド

色々なサイトを見てますが、これができていない会社・お店が本当に多いです。※申し込みや問い合わせをネット上で一切受け付けないなら不要。

スマホ表示は必須

私が趣味で運営しているいくつかのサイトでは、このところはスマホアクセスは60%を超えています。

スマホ表示がありきで、PC表示は二の次の時代です。

スマホイメージ

最近は無料のデザインテンプレートもたくさんありますが、スマホ表示に対応しているかどうか、対応されている場合はどんな表示なのか、必ず確認しましょう。

無料ブログや無料HPはダメ!絶対

「予算がないから」と、無料ブログ(アメブロ等)や無料HPサービス(Jimdo等)を使ってブログやサイトを作る中小企業・フリーランスも多いです。

曲がりなりにもWEBの仕事をしている自分としては、オススメしません。

独自ドメインのほうがメリットが多い

⭕独自ドメインはフットワークが軽い

「予算ができたら独自ドメイン取ろう」と思っているそこのアナタ。甘いです。

ドメイン変更には、それなりの労力とコストがかかります。名刺に印刷しているアドレスも変えなければいけません。

最初から独自ドメインで活動していたら、レンタルサーバーの引っ越しも自由。「看板」を持って好きなサーバーに移動できます。

⭕独自ドメインは高くない

Jimdo等の無料サイトサービスで独自ドメインをオプションで付けた場合、月額1,000円近くかかったりします。年額12,000円です。

自分でドメインを取れば、年額1,500円程度(.comや.netの場合)。格安のレンタルサーバーでも年額1,500円程度からあります。

ドメインを購入するだけで無料サーバーが付いてくる、スタードメインなどもあります。こういったサービスを使えば、サーバー代は不要になります。

⭕独自ドメインのほうが信用度がある

独自ドメインのほうが、信用度や覚えてもらいやすさもあります。

ブログだけならアメブロなどもありかもしれませんが、自社サイトが「.fc2.com」だったり「.jimdo.com」だったりするのは、個人的には残念です。

ドメインは長く使えば使うほど、検索エンジンの評価が高まる

Googleなどの検索エンジンは、古いドメインほど高く評価する、という傾向があると、昔からSEO界隈では言われています。

いまだに「中古ドメイン」がお名前.comのいい商売になっているのもこのためです。

ドメインを変える場合も検索エンジンからの評価を移行するテクニックはありますが、労力コスト等を考えるなら最初から独自ドメインのほうがいいです。

無料HP・無料ブログサービスのデメリット

無料だからとほいほい飛びつくなかれ。無料なのには理由があります。

mayumi
mayumi(管理人)

「無料」なのは、その提供会社のビジネスモデルであって、必ずその会社が儲かる仕組みがどこかにあります。

❌広告が表示される

デメリットの1つは、広告表示、または提供会社へのリンクが表示されることです。

「リンク位いいじゃないか」と思うかもしれませんが、外部へのリンクがあればそれだけ、閲覧者があなたのサイトから離脱する可能性が高まります

同業他社の広告が表示される可能性も非常に高いです。最近のブラウザは、閲覧履歴から「閲覧者が興味がありそうな広告」を自動で表示します。

無料のHPサービスを使っているせいで、顧客を他社に流してしまう可能性もあるわけです。

❌サービスがある日突然なくなる場合もある

その提供会社が方針転換をしたら、その無料サービスがなくなる可能性も少なからずあります。無料問合せフォームや無料HPなど、これまで出ては消えていった無料サービスは数知れず。

また、あなたのサイトが無料HP運営会社の方針に合わないとあれば、問答無用で閲覧不能にすることもあります。大手のアメブロでも、そういったトラブルが多数発生しています。

❌オプションサービスは自前より高い

さらに、先述の通り「無料ドメインサービスをオプションで」する場合など、自分でドメインを取るより結局コストがかかります。

後々のことを考えると、独自ドメイン+レンタルサーバーで運用するほうが結局安上がり・低リスクです。

税表示は明確に!

職業柄、色々な会社の価格表示なども確認することがありますが、「税込・税抜」をきちんと書いていないお店がいまだに多いです。

ユーザーの為にも、その価格が税込みなのか税抜なのか、必ず書くようにしましょう。

参考リンク
No.6902 「総額表示」の義務付け|国税庁

「当社は消費税を頂いておりません」はNG

消費税はそもそも、国が徴収するものであり、事業者の儲けではありません。国に代わって事業者が受け取っているだけです。

税務署の看板

消費税転嫁対策特別措置法でも、消費税の転嫁を阻害する表示は禁止されています。

参考リンク
消費税転嫁対策特別措置法 - 公正取引委員会

課税売上高が1000万円以下なら、消費税はそのまま懐に入ることになります。消費者からすれば「それはどうよ」かもしれませんが、そういうシステムです。利用させて頂きましょう。(令和5年10月以降のインボイス制度で変更予定)

代表者・スタッフの写真&挨拶があるといい

個人情報なので気が進まない方も多いと思いますが、士業の方なら必須。そうでない場合も、最低代表者(社長や店長)の写真と挨拶があると、ユーザーの安心感がぐっとよくなります。

小さいお店こそ、「人を買ってもらう」ことが重要。「こんな人がやっているんだ」と思えると、問合せもしやすくなるものです。

個人情報は画像データもアリ

個人情報が心配な場合は、代表者の名前は画像データで掲載すると、検索エンジンには名前でひっかからなくなりますので、個人情報が気になる方には多少安心でしょうか。

名前以外にも、メールアドレスや住所など、画像データで掲載することにより、検索エンジンにテキストデータで認識されないようにすることができます。

ウェブサイトが完成したら「終わり」ではない

「終わりじゃない」とはつまり、「常に更新し続ける必要がある」ということです。

長く放置されているサイトは、成約率が大きく下がります。自分に置き換えて考えてみてください。「最新ニュース」が2010年位で止まっていたり、いまだに消費税が5%の表示のECサイトを見たら、まず注文しないでしょう。

ブログやFacebookも、放置するならやらないほうがマシです

mayumi
mayumi(管理人)

放置は閑古鳥が鳴いていることの演出に繋がります。

また、ウェブサイトやスマホの表示技術はどんどん進化しています。今すぐに変わるということはないものの、技術のアップデートについていく心意気は多少は必要です。

まとめ

まずは「独自ドメイン」と「レンタルサーバー」、これが基本。そして、自分の言葉で丁寧に書き、定期的に更新

デザインが微妙でも、内容がしっかりしているサイトのほうが、よっぽど印象がいいです。コンテンツが充実していると、Googleの評価も良くなります。

予算ができたらデザインをプロにお願いすればいいでしょう。

mayumi
mayumi(管理人)

「自分でサイトを作る」・・・ええ、私も小売りを自分で始めた頃は、実はそうでした。自分では「結構できた!」と思っていても、今の視点から回顧すると「オイオイ」な部分が多かったですね。

また何か気が付いたことがあれば追記したいと思います。

Author

mayumi

節税からの確定拠出年金で2016年4月から投資デビュー。資産は現在1,800万円程