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大原篇理「年収90万円で東京ハッピーライフ」を読了。
結構急ぎ足で読んだけど、口語調で書かれてるから小説よりは読みやすかった。
普段は本の感想なぞ書かないが、色々と書かずにはいられない。そんな本でございました。
想像と違う本だったよ・・・
はっきり言って、題名だけで手に取りました。
「90万円でも、食費はこうで、生活費はこうで、やりくりできます!」的な本だと思ってたんですよね。
読みだしてみるとまったく違いました。
ちなみに著者の簡単なプロフィール
1985年生まれ、愛知県出身。東京多摩地区在住。
高校卒業後に3年引きこもった後に海外放浪。その後上京して都心に住むが、その後「隠居」。
家賃2万7千円、週2日介護の仕事で週休5日。
以下にインタビュー記事もあります。
ガチで90万円で生活している人だった
介護の仕事で月8万円の収入で、家賃や食費(月1万円)をやりくりされているそうです。
私も食費は同じ位ですが、私と違って彼は男性ですからね。楽しく野草取ったりしてるらしいです。
読むとわかるのですが、色々達観されてます。
- イヤイヤお金のためだけに働いてなんの意味があるのか
- 自分が幸せに感じることだけする
- 「今」を一生懸命に生きるのみ
そんな感じです。彼曰く「起業しろというのはまた違う」らしい。
私はまだ「自分で仕事作って稼がないと!」な煩悩があります・・・
幸せに感じられないことには何も意味をなさない。幸せに生きようとしたら現在の「隠居」スタイルになったそうです。
私は思いました。電通でこき使われて亡くなってしまったあの子にも、こういう考え方があるんだよ、と教えてあげたかったと・・・
彼は現代のヨガナンダか
必要なものは、必要となったときに自ずと来る
彼曰く、お金は「自分のところに来てくれるもの」だそうです。
お金にとって、自分が相応しい存在であれば、自分の所に来る。だから使う時もお金が生きるように使ってあげる。
やれ「投資」「経済」の勉強に終始している最近の私、色々考えさせられました。
ときどき自然と自分の境目がわからなくなる瞬間があるらしい
私も以前、京都での某瞑想修行に行った時、同様のことを学びました。ミャンマー出身の某氏(故人)が世界に広めた、ブッダの瞑想法です。ここでは詳細は割愛。
この大原さんも、その某氏が教えてくれたことと同じこと言ってる。悟ってます。涅槃です。
某修行に行ったことがある方は、彼は本物だと感じずにはいられないんじゃないでしょうか。
読んでいて彼の印象として思ったのは、最初は「こいつ仙人か?(←ちょっと非現実的人間)」だったけど、段々「ヨガナンダか?(←ちょっと近くにいそうな人)」に変わりました。いや、私ヨガナンダの本ちゃんと読んだことないんですが。
もちろん物欲もない
生きるのに必要な分だけ持つ。ミニマリストのようですが、それを目指したわけではなく「自分の快適さ」を求めた結果だそう。
東日本大震災を経験してから、ミニマリズム派になった人たちも多いと思うけど、彼は人生の流れで自然とその真理にたどり着いたらしいっす。
年収90万円で東京ハッピーライフの感想まとめ
アリのように働いて家では死んだように寝てるだけの若者こそ読むべし。結構サクっと読めます。
この本の前にも1冊出版されているそうです。
ちなみに、
- 税金とか年金どうしてんだ
- 本の印税とかどうしてんだ
- 結局将来どうするつもりなんだ
とかいう、一般ピーポーが感じそうなことにも本の中で回答されてます。色々目から鱗なところもあるので、気になる方は本屋さんでチラ見してみては。
お金との付き合い方について山崎元さんとかと対談したらどうなるんだろう。気になるなぁ。