詐欺の心配ゼロ!怪しい起業塾より自治体の起業支援施設へ行こう
自営業ネタ

詐欺の心配ゼロ!怪しい起業塾より自治体の起業支援施設へ行こう

もくじ

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先日、こんなニュースがYahoo!をにぎやかしていました。

「100万を背負えないと1億は稼げない」起業塾、若者を食い物 福岡地裁が賠償命令 「詐欺行為組織ぐるみ」

「起業できる」とうたい、内容の乏しいセミナーに高額の受講契約を結ばせたとして、福岡県内の20代の男女6人が福岡市の起業家育成塾「primo(プリモ)」や代表らに計約730万円の賠償を求めた訴訟の判決が30日、福岡地裁であった。鈴木基之裁判官は「社会経験の乏しい若者に組織ぐるみで詐欺行為に及んだ」などとして、全額の支払いを命じた。(以下略)

西日本新聞 10月1日(土)

なんだかねぇ。

mayumi
mayumi(管理人)

そういう胡散臭いことする暇と労力があったら真面目に働け!と、その「起業塾」とやらをやってる人間に言いたい。

というわけで、私が起業した当時の体験談などをふまえて、おすすめの起業相談・セミナー場所をまとめてみました。

無料&格安が当たり前!自治体などが運営する起業支援施設

無料・格安と聞くと、個人情報を取られるんじゃないか等の不安がよぎるかもしれませんが、自治体商工会議所が運営する起業塾や相談窓口はたくさんあります。

商工会議所イメージ

© KKPCW | フォト蔵

自治体が運営する起業支援施設

私が輸入ビジネスで起業を考えだした数年前、自治体が運営している起業支援施設に通いました。

電車で1時間でしたが、ワンコインセミナーなども含めると10回以上は通ったでしょうか。

相談は無料。セミナーも500円~1,000円程度と良心的。使わない手はありません。

当時は私の住んでいる市では起業支援の施設はなかったのですが、最近できたようです。地方にも徐々に広まっている感がありますね。

その起業支援施設では銀行からの出向者が施設マネージャーさんで、とにかく細かいところまで相談に乗ってくださいました。

たとえば。

  • 起業と言っても一体何から手をつけていいのか
  • 事業計画書の中身をチェック
  • 私が思いつかないようなアプローチやアイディア提供

何しろ何百社という融資の審査などを行ってきた超プロフェッショナル。どんな風に商売を運んでいったらいいか、目から鱗の話やアイディアをたくさん頂きました。

こういった起業支援施設には、新興ベンチャーがオフィス入居していたり、起業に燃えている人たちが集まっています。その中からロゴを作ってくれるデザイナーさんを紹介して頂いただいたりと、商売を進める点でも助かりました。

商工会議所

地域の商工会議所でも起業セミナーをやっていることが多いです。会員にならなくてもOKなセミナーもあります(会員だと割引ありの場合がある)。

私は商工会議所のセミナーは起業時には利用しませんでしたが、今もときどきどんなセミナーをやっているのかチェックはしています。

信用金庫

私の地域の信用金庫では、創業スクールを開催しています。そこは1万円程度で全8回の講義を開催中。1回1,500円以下でセミナーを受けられると思うと超格安です。

中小企業診断士や税理士の方などが講師で、講義内容もあらかじめ決まっており安心。必要とあらば、融資の相談にも乗ってくれるでしょう。

コワーキングスペースのセミナー

コワーキングスペースは民間企業が運営することが多いですが、ワンコイン~1,000円程度のセミナーを開いていることも多いです。

しかも「これからやってやるぞ!」な起業家さんたちが集まっているので、知り合いづくり(と名刺配って宣伝)にも持って来い。

ブログやFacebookなどでこまめに情報を配信しているなど、情報をオープンにしているコワーキングスペースであれば安心でしょう。

新聞社のセミナー

「起業塾」という感じではないですが、業界の一人者を招待してのビジネスセミナーなんかも、新聞社主催で開催されています。

私も以前、「日本でいちばん大切にしたい会社」の坂本光司先生と、その本で紹介されている会社の社長さんの対談形式のセミナーに何度か行きました。

一流の社長さんのお話を聞くと、刺激も多く、色々やる気になって帰れます。

日経新聞でもビジネスセミナーの案内がたまに紙面に載っています。ウェブサイトでも確認可能。ガチ経営者向けのとても高いセミナーから、初心者向けの無料セミナーまでさまざまです。

ビジネスプランコンテストにも挑戦するのもオススメ

相談に乗って下さっていた起業支援施設のマネージャーさんからの勧めで、起業支援施設主催のビジネスプランコンテストにも応募しました。

ビジネスプランイメージ

コンテストに入賞すれば万々歳ですが、ビジコン参加の目的は、コンテストを通じて「自分の事業プランを固める」ことにあります。

応募書類は、マネージャーさんに何度もチェックして頂きました。もちろん無料相談の範囲内。

結果は、見事1次の書類審査通過!2次のプレゼンで落ちましたが、その後の事業スタートに向けて自信になったことは間違いありません。

補助金申請の事業計画書チェックも

起業支援施設などでは、補助金申請のための応募書類の確認もしてくれます。商工会議所の会員にもそういったサポートがあるようです(友人談)。

事業計画書を作ると、もやもやしていたイメージが固まってきます。ビジコンなり補助金申請なりに一度挑戦すると、締め切りがあることもあり、かなり頑張って作れますよ。

まとめ

若者のみんな、民間企業の高額な起業塾に行く必要はこれっぽっちもないぞー!

もちろん、民間の会社でも堅気な起業塾を開催しているところはあると思います。しかし、世の中には無料&格安で、しかも自治体主催の起業支援施設があるんです。

起業塾に100万円も支払えるお金があるなら、絶対に事業資金に回したほうがいい。私なんて、起業に向けて相談やセミナーに使ったのは、電車賃と合わせても2万円位でしたよ。

「100万を背負えないと1億は稼げない」というのは、確かに設備投資などでは検討が必要となる金額ですが、セミナーに払うお金ではありません。

詐欺セミナーには十分にご注意くださいませー!

Author

mayumi

節税からの確定拠出年金で2016年4月から投資デビュー。資産は現在1,800万円程