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現在起業準備中の、とある友人 A。
ウェブサイトは自前で作ってみたいとのことで、HP 制作を生業としている私は、以前より相談を受けていました。
独立する友人が増えるという嬉しさからか、親切心から最初のうちは「代表者の写真と挨拶は入れた方がいいよ」とか、色々アドバイスしておりました。
・・・が。皆さまお察しの通り。それはすべきではなかった。段々と疲れてきました。
最初は「HP 作ったからちょっと見て」から始まり。
- こういう内容でどう?
- ○○ の機能をつけたいけどおすすめのプラグインある?
- SEO 会社って信用できるの?
- ○○ の設定するにはどうするの?
- こういう機能つけようと △△ してみたけど、これであってる?
・・・んもうエンドレス。
お前、プロ相手にいけしゃあしゃあと質問できるなー!
これか、世に言う「妖怪クレクレ人間」とは。
ええ、思えば安易に相談に乗ってしまった私が悪かったんです。商品の安売りをしてしまったのは、他でもない私なんです。
フリーランスの皆様、友人からの相談は慎重に・・・
我々ウェブの仕事をしている人間にとって、労働力はもちろんのこと、「知識」も商品です。
SEO 対策、コーディング技術、プログラミング技術、デザイン、ウェブマーケティング、プラグインの知識、アクセス解析。日々勉強ですよね。
ですが、あまりに毎日普通にこなしている内容でもあるため、自分が専門職である意識が薄くなっていた感は否めません。
実際に A に色々質問されて、「あれ?これって普通レベルの人知らないんだー」と、改めてハッとしたことも多かったくらいです。
もっと自分のスキルにプライドを持つべきでした。
さて、何と言って相談を打ち切らせる?
A とは近々、会う予定になっています。というわけで、現時点の私の心境としては、波風をあまり立てたくありません。
- 「これ以上はコンサル契約になるよ」金がかかることを主張する
- 「プロの所に1回相談に行ってみれば?」私もプロだがしれっと言ってみる
- 「それは私には難しいね」レベルの低さを装ってみる
- 「一応私はプロなんですけど?」怒りを表現してみる
- 取り敢えず放置。また連絡来たら「ちょっと仕事依頼が殺到しててねー」とかわす
何かいい案はないものかと、発言小町を見ては、「今まで無料でやってくれてたのに金取るとか言われた!ひどい!」というモンスター友人たちのアホな相談ばかりが目についてしまいます w
友人 A も自分で商売やろうとするなら、物事には対価があるってことに早々に気付いて頂きたい。
「5. 取り敢えず放置」が有力かな。今は返信を書く時間が勿体なくすら感じる。
口出ししたい気持ちを抑えろ、私
考えてみれば、「ちょっとホームページ相談したい」と友人知人に声をかけられたことは、過去にも何度かありました。
相談されたウェブサイト見ちゃうと、ダメダメなコーディングとか目についちゃって、ついつい口出ししたくなっちゃうんですよね。「これじゃ読み込みが重くなるから SEO に良くないよ」とか。それが良くない。
つい言いたくなっちゃうところをぐっと抑えて、無料なら無料の範囲で受けられる相談だけに、今後は留めようと思います。
うん、今回のことは今回のことで学びがありましたわ。