やはり新聞は紙に限る!購読再開で感じた紙の新聞のメリット・デメリット
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やはり新聞は紙に限る!購読再開で感じた紙の新聞のメリット・デメリット

もくじ

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海外の新聞社は新聞を電子版に一本化するなど、電子化の波に飲まれまくっている昨今の新聞業界。

時代の流れに反し、私は2016年5月から日経新聞の購読を始めました。

2015年12月までは地方紙を購読してましたが、「やはり新聞はおもしろいなぁ」というのが、購読を再開しての偽らざる感想であります。

反対に古新聞の処分などの手間がかかるのも事実。改めて感じた、紙の新聞購読についてのメリット・デメリットについてまとめてみました。

長いです。熱くなりすぎて長いです。読むのを止めるなら今ココです。

紙の新聞購読の7つのメリット

メリット1・抜群の一覧性

電子版とのもっとも大きな違いは、やはりその一覧性です。

印刷サイズが非常に大きく、パッとみてどんな話題があるのか、その話題の面積の大きさでどの程度重要なのか、一瞬でわかります

電子版では話題性の優劣がわかり辛い

新聞の紙面では、重要な話題はより大きく、そこそこの話題は小さく、取り扱いスペースが調整されています。

自分に興味のなかった話題でも大きく取り上げられていると、「こんなニュースがあったのか」と、読むきっかけが大いに増えます。

日経の一面

その点、電子版やネット情報では、取り扱いスペースの違いよる話題性の優劣が掴み辛いため、見出しやリードを見て興味がなかったらまず見ない。その結果「発見」が少ないです。

速読できるので情報の収集性も高い

じっくりと読まなくても、字面をさーっとなぞるだけで、なんとなく情報を把握できるのも新聞の一覧性のお陰。

情報の取り込みスピードが、電子版の小さい画面を見るよりも遥かに速い

私はフォトリーディングをセミナーで学んだことはない(を読んだことはある)ですが、新聞そのものは継続して5年以上は読んでおり、速読できているほうだと思います。

ポール R.シーリィ (著), 神田 昌典 (監修), 井上 久美 (翻訳)

見出しだけでも、気になる情報が目に入ればもちろんしっかり読みます。

見出しそのものも、ネット上ニュースの「半分釣りで読んだら違った」的な見出しよりも、具体的かつ的確。

メリット2・情報が意外と早い

みなさん、「ネット情報のほうが早い」と普通は思いますよね?

もちろん、地震や犯人逃走等の社会ニュースは、インターネットの方が早いです。

しかしながら、その他の通常の企業ニュース・経済ニュースなどは、新聞のほうが早いと感じます。

mayumi
mayumi(管理人)

Yahoo!JAPANのトップニュースでも、「あれ?このニュース、今日の朝刊で読んだぞ」というのが、その日の午後になってようやく出たりしています。

Yahoo!ニュースは2次情報(他社からニュースを配信してもらっている)が多いので、実は情報が出るのが遅いと、最近気付きました。

電子版ならもっと早くそのニュースにアクセスできている可能性は大ですね。

メリット3・広告が何気に参考になる

3面くらいまでは、紙面の下の方はベストセラーや新刊の広告が結構載っています。

広告を作る人が上手いのはわかりますが、それでも「こんな本があるのかー、今度読んでみようかな」という本がよくある。

日経の広告欄

Amazonでも本屋さんでも、自分の興味のあるジャンル以外のコーナーはあまり行きません。

ベストセラーや新刊を出版社さんが広告で案内してくれると、新たな世界が広がることがあります。

メリット4・折込チラシが入る

日経新聞の試読を始めた際、

mayumi
mayumi(管理人)

そういえば折込チラシは入るのかな?

と思っていましたが、私のお願いしている販売店さんは折込チラシを普通に入れてくれてます

ちなみに販売店は読売系。日経のカスタマーサービスで、住所を伝えて近くの販売店を案内して頂いたらそこでした。

新聞ちらし

折込チラシには、いつも行くスーパーやドラッグストアのクーポンが入ることもあり、普通に嬉しかったり。

※それが余計なムダ遣いに繋がらなければの話ですが。

折込チラシを目的として新聞購読をするのは本末転倒(それなら新聞代を節約したほうが得)ですが、新聞を読むついでに割引情報を得られるなら全然アリでしょう。

メリット5・ タダで配達してくれる

日本の新聞配達は、購読料だけで自宅まで配達してくれます。とても有り難い!

※海外は知りません。キオスクで買ってる人は良く見ますが。

newspaper-posting-01

新聞購読を検討している時は、毎朝コンビニまで行って買っていましたが、かかる金額は月ぎめで配達してもらったほうが安い。

購読ならば雨の日も風の日も、配達員の方がポストに入れておいてくれます。しかも、雨の日にはビニール袋に入れて。

当然と思っていたこの日本の新聞配達システム、実はとてもすごいと思う。さすがファインサービスの国、NIPPON。

メリット6・テレビ欄も見られる

新聞を購読していなかった今年1~3月、テレビの放送情報はネットかテレビ画面の番組表でときどきチェックしていました。

新聞ではその一覧性から「パッと見」で番組内容が確認できるので、「今日の日経プラスワンはあの大手か」とか「プロフェッショナルはあの人か」と、興味のある番組をさくっとチェックできます。

日経新聞のテレビ欄

もちろんチェックしていなかった番組の発見があることも。

PCの画面だと、その情報収集効率がなぜか下がるんですよね。やはり画面の大きさ(一覧性)と見出し文の違いでしょうか。

mayumi
mayumi(管理人)

この記事を最初に書いた後、現在はテレビを断捨離してラジオ生活になってしまったので、テレビ欄は見ていません。

メリット7:コンビニや売店で一部ずつ買うよりがぜん安い

日経新聞の場合、店頭で買うと朝刊180円・夕刊70円です(2019年5月時点)。

朝刊の休刊日が年10日(参考)・夕刊は日祝休みで年約68日(参考)で計算すると、店頭で毎回買った場合、

180円×(365日-10日)+70円×(365日-68日)=年84,690円

これが月ぎめだと、月4,900円×12か月=年58,800円です。

つまり、月ぎめだと約30%OFF!しかも配達料込。しかもチラシも入る(うちの場合)。

賢い主婦なら間違いなく新聞は月ぎめに限るでしょう。


というわけで、以上つらつらと紙の新聞購読のメリットを挙げてみました。

次に、デメリットを挙げてみます。

紙の新聞購読の5つのデメリット

デメリット1・お金がかかる・電子版より高い

年単位で考えると3~5万円かかります。

日経新聞の朝夕刊の場合は年間5万円以上です。韓国台湾なら旅行できちゃう勢い。

お金と計算機のイメージ

プロの記者が取材・編集した情報を買うのですから、それなりにお金がかかるのは当然と言えば当然。私も商売やってるのでわかります。

電子版の価格設定は紙代や印刷代がないためかやや安く、海外の新聞の場合、電子版の金額設定はさらに日本より安いです。

高いとみるかは価値観による

購読料が月3千円程度なら、私ならセミナー1回・WEBの技術書1冊の値段です。

mayumi
mayumi(管理人)

セミナー料金でプロの記者が取材・編集した情報を毎日読める(しかも配達込み)のは、むしろ安いくらいでしょう。

と私は思います。

自分で同レベルの情報収集(取材・記事化)しようとしても、時間・コスト・人脈・能力等すべてにおいて100%不可能。それが1日当たり200円未満で手に入ります

自分に代わって情報収集・情報の取捨選択までしてくれていると思えば、コスパ高しです。

情報収集のイメージ

現在の仕事以外にも常に新規ビジネスを考えている私としては、新聞は読んで先んずることはないですが、遅れないでいるための最低限の情報源であると考えます。

「税金に取られるくらいなら経費で新聞を読む!」という下心もなくはなかったですが、節税(経費化)もできて精度の高い情報も得られる、結果的に一石二鳥のアイテムです。

デメリット2・ゴミが出る

これは紙の新聞の宿命でしょう。今日の新聞は明日のゴミ。その上、古新聞はかさばります。折込チラシも含めると1週間もすると結構な量です。

古新聞のイメージ

この点、電子版であれば一切の物理的ゴミは出ません。電子版の大きなメリットです。

配達店によっては回収サービスもある

私が契約した配達店では、古新聞を束ねて置いておけば夕刊配達時に回収してくれますし、月に1度回収日があり、自宅まで取りに来てくれます。

配達店によりサービスが違う可能性はもちろんありますが、ゴミの心配をされている方は契約店に確認してみるといいでしょう。

デメリット3・読むのに場所を取る

私は毎朝ごはんを食べながら、または夕食後にお茶をすすりながら、リビングで新聞を読みます。机に新聞を目いっぱい広げても、文句を言う人は誰もいません。

新聞イメージ

これが電車通勤等であれば、読めたとしても周囲に気を大いに使います。通勤中に電車やバスで読むなら、やはり電子版のほうが便利です。

デメリット4・新聞によって論調に右左がある

1つの同じニュースでも、書き手によって大きく印象は異なります。

朝日は左寄り・読売は右寄り等々、新聞によって論調に偏りがあることは知られています。

国会議事堂

さらに、読売なら巨人ネタ、中日ならドラゴンズネタ等、自社グループの球団を殊さらに大きく取り扱うなど、スポーツ情報でも偏りは発生。ファンの人にはいいですけどね。

池上彰さんのようにすべての新聞に目を通せるならまだしも、一般ピーポーは読めても2紙が限界。1紙のみ(私もですが)では得られる情報に右左の偏りが避けられません。

一方通行となりがちな新聞の情報を、自分の頭で咀嚼できるようになることが課題です。

デメリット5:休刊日や旅行中は読めない

当然ながら休刊日は何の記事も届きません。旅行中も配達されても溜まるばかりです。

これがインターネットなら、紙の新聞がない日や旅先でも最新のニュースが読めます。

出張が多い方は電子版やニュースアプリのほうがよっぽど便利。配達店にいちいち「今週は止めといて~」とかいうのも面倒ですし。

こんな人に紙の新聞は向いている

以上をまとめてみると、私の感じる「紙の新聞が向いている人」は、

  • 家や会社で広げて読める場所がある
  • ざっくり幅広く情報を取り入れたい(速読しやすい)
  • 古新聞の回収ルートがある
  • 折り込みチラシを見るのが好き

向いていないのは、

  • 頻繁に出張するなど、新聞を受け取れる場所にいない(キオスクやコンビニで買いましょう)
  • 満員電車で広げて読めない(電子版にしましょう)
  • ゴミが増えるのがイヤ
  • お金をかけたくない

と感じています。

現在は日経新聞朝刊を購読中

私は2016年5月から日経新聞を読み始めたので、2020年4月の現在、かれこれ4年になります。

当初は「余裕ができたら電子版も?」と思ったりしましたが、この間に紙の新聞が値上がりされたことで、朝夕刊購読を朝刊のみに変更。電子版の契約はしていません。

旅行中は一切新聞が読めませんが、ネットのニュースで良しとすることもあったり、滞在先のホテルに新聞があれば読みます。

以上、新聞購読を迷っていらっしゃる方のご参考になれば幸いです。

Author

mayumi

節税からの確定拠出年金で2016年4月から投資デビュー。資産は現在1,800万円程