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今話題の寡婦控除。
昨年父が亡くなり、節税について考えることが体に染みついている私は、「母はこれから寡婦控除使えるんだなー」位に思っていました。
そんな折り、「未婚の母にも寡婦控除を」というニュースが最近出ていたのをきっかけに、離婚歴のあるシングルマザーが寡婦控除を使えるということを知りました。
シラナカッタヨ・・・（配偶者が死んだ時だけだと思い込んでいた）
私には黒歴史、つまり離婚歴があります。子はありません。
寡婦（寡夫）控除をおさらい
そんなわけで、改めて寡婦控除について勉強。
寡婦控除の要件（女性）
いずれも未再婚であることが要件です。（令和2年分以後）
- 夫と離婚した後婚姻をしておらず、扶養親族がいる人で、合計所得金額が500万円以下の人
- 夫と死別した後婚姻をしていない人または夫の生死が明らかでない一定の人で、合計所得金額が500万円以下の人
※令和元年分以前は、扶養家族に「子」がある場合は「特定の寡婦」とされ控除額が35万円になっていましたが、なくなりました。
私には離婚歴があり、さらに去年（2015年）分の確定申告では母を扶養に入れたので、27万円の控除が受けられたようです。
ただ、去年（2015年）分の確定申告では、すでにほかの控除だけで所得税ゼロ。住民税も最小限になっているので、修正申告してもこれ以上の減税はありません。
念の為役所に聞いたところ、国民健康保険料に寡婦控除は関係ないとのことで、こちらも修正申告なしです。
今年（2016年）は母を扶養に入れられないので、念願の寡婦控除は受けられません・・・。
寡夫控除の要件（男性）
- 合計所得金額が500万円以下であること。
- 妻と死別し、もしくは妻と離婚した後婚姻をしていないことまたは妻の生死が明らかでない一定の人であること。
- 生計を一にする子がいること。
女性に比べて、要件がとても厳しかった寡夫控除はややゆるくなりましたが、「子がいないと控除がない」という点では女性よりも不利です。
逆差別にも思われますが、男性の方が所得が多いという、社会での女性差別を反映させているのでしょうか。
役所はわざわざ聞いてくれない。自分で勉強すべし！
お役所は「そっちが申告してくれたら税金減らしてやる」な所なので、知らない人だけが損する世界。
しかも離婚歴があるかどうかなどは、プライバシーにも関わります。役所の帳票に「世帯主死亡」と明確に書かれていてるならまだしも、「離婚」ってほとんどわからないです。
離婚歴のあるそこのアナタも要チェックですよ・・・。
