2016年に読んだ面白かった小説やビジネス書ベスト9(ジャンル雑多)

2016年に読んだ面白かった小説やビジネス書ベスト9(ジャンル雑多)

「趣味は読書」とは全く言えないですが、毎週のように図書館には通っております。

年末なので、今年読んだ中で記憶に残っている本を、読まないなりに挙げてみようかと思う次第。

ビジネス関連本は結構読みましたが、斜め読みだったりで面白くなかった本はあまり記憶にございません。

1~3位:ミレニアム1・2・3(スティーグ・ラーソン)

いきなり1位から3位をまとめの手抜きかい!とか言わない。

海外ミステリーに猛烈詳しいおじさん友(60代後半)にオススメされて読みました。

世界中で超ベストセラーになった、スウェーデン発のミステリー。作者はこれがデビュー作にも関わらず、出版の直前に50歳の若さで他界しています。

私は大抵、寝る前に枕元で本を読むことが多いのですが、この本は「気づいたらもう夜中の2時に・・・」なことが非常にしばしばありました。

スウェーデンに行ったことがないのに、何故か映像が浮かぶ臨場感。あ、ノルウェーとフィンランドには行ったことがあるからかも・・・。

「1」はハリウッドで映画化されてます(邦題:ドラゴンタトゥーの女)が、キャストのイメージがドンピシャです。※映画は見てません。

ついでに言うと、スウェーデンでも映画化されてますが、そっちはキャストのビジュアルがイメージに合わず微妙w

この小説で唯一残念なのが、邦訳でのキャラの台詞が不自然なところです。女性キャラが「~かしら?」「~よね」とか、ヲイヲイ昭和の時代じゃないんだから、と思ってしまいます。

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しかしそれを差し引いても、有り余って面白い。

ちなみに、2015年に3までの流れを引き継いだ「ミレニアム4」が、別の作家さんの執筆により出版されました。私は4はまだ読んでません。多分来年読む。

当然ですが、読むなら「1」から読むのがオススメです。

ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上)

  • スティーグ・ラーソン(著), ヘレンハルメ美穂(翻訳), 岩澤雅利 (翻訳)
  • ¥ 864(執筆時)
  • 出版社:早川書房(2011/9/8)

4位:難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!(山崎元、大橋弘祐)

投資を始めるに至って、取り敢えず読んだ本のうちの一冊。

山崎氏の投資方針に賛否両論はあるのは存じてますが(DCは外国株式100%で行け!とか)、投資以前の「お金のリテラシー」について教えてくれる一冊です。

宝くじの損益分岐点とか、医療保険や家は何故「損」なのか、論理的に解説してくれているので非常に為になります。対話形式なので、読みやすいのも良い。

私は早速、「生命保険や医療保険に毎月4万円をかけていてお金がない」と常々言っている友人にこの本を貸しました。親兄弟にも読ませたいです。

難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!

  • 山崎元(著), 大橋弘祐(著)
  • ¥ 1,490(執筆時)
  • 出版社:文響社(2015/11/11)

5位:琥珀の夢ー小説、鳥井信治郎と末裔(伊集院静)

日経新聞の朝刊で、今年7月から連載中の小説。連載中のため、まだ単行本になってません。

鳥井信治郎とは、朝ドラ「マッサン」で堤真一さんの「やってみなはれ!」でお馴染みの鴨居社長のモデルとなった、サントリーの創業者であります。

この小説、毎日かなり楽しみに読んでます。夕刊の小説「森へ行きましょう」も面白いんですが、やはり実在の人物の話のリアルさには負けます。

12月後半の現在、信治郎は奉公明けで新たな商売を求めて船に乗っているところ。まだまだ長くなりそう。

有名作家の新作を、毎日朝一番で読める楽しみ。以前購読していた地方紙にも小説はあったけど、読んだことなかったなぁ。さすが全国紙は違う。

6位:世界史劇場 ナチスはこうして政権を奪取した(神野正史)

3年程前のシリーズ初刊行から、この「世界史劇場」シリーズの大ファンです。

で、今年読んだのが、この夏発売された最新回「ナチスはこうして政権を奪取した」。

相変わらずの安定のわかりやすさ。そして「ヒトラーは悪」として彼一人だけに戦争の責任を負わせる歴史観に警鐘を鳴らすことも忘れない。

大河ドラマを見ると日本史に詳しくなるように、「なぜその事件が起きたのか」という背景をイラストと共に説明してくれるから、わかりやすいし記憶に残ります。

高校生の時にこういう本があったら世界史の勉強が楽しかったのになぁ、と思う素晴らしいシリーズです。理系だったので受験科目は自動的に地理でしたが。

世界史劇場 ナチスはこうして政権を奪取した

  • 神野正史(著)
  • ¥ 1,728(執筆時)
  • 出版社:ベレ出版(2016/7/8)

7位:その女アレックス(ピエール・ルメートル)

数年前にゴングール賞(≒フランスの芥川賞・直木賞的な)を受賞した、フランス人作家ルメートルのミステリー。これも先述のミステリー好きおじさんのオススメ。

私は、ぶっちゃけ翻訳ものはあまり勧んで読まないのです。なまじ英仏語が出来るので、元の言語の文章が見えるのが気になってしまうんですわ。

仏文学で言えば、「悲しみよこんにちは」(フランソワーズ・サガン)や、「異邦人」(アルベール・カミュ)辺りを邦訳で読んだけど、古い訳だったせいかそれが余計気になったことがありました。

が、この「その女アレックス」。邦訳が素晴らしい!

元のフランス語が全く見えない、大変に自然な日本語です。訳者は橘明美さんという方だそうです。フランス語の素養も然ることながら、日本語のセンスもずば抜けているんでしょうね。

ストーリー自体は、グロい場面が非常に多いです。ベストセラーなのですが、血や何やらはもちろん、糞便も出まくるので、映画化は無理でしょうw

その女アレックス

  • ピエール ルメートル(著), 橘明美(翻訳)
  • ¥ 929(執筆時)
  • 出版社:文藝春秋(2014/9/2)

8位:投資家が「お金」よりも大切にしていること(藤野英人)

何度か当ブログでも引き合いに出される、ひふみ投信を運用している、レオスキャピタルワークスの創業者でありファンドマネージャー藤野さんの著書。

お金とはそもそも何か、日本人のお金に対する態度は世界的に見てどうなのか、寄付の大切さ等々、こちらも投資を始めるに当たって、投資以前に色々と考えさせられることが多かったです。

投資をしない方も、こちらも「お金に対する教養」として読んで損はなし。

投資家が「お金」よりも大切にしていること

  • 藤野 英人(著)
  • ¥ 886(執筆時)
  • 出版社:講談社 (2013/2/26)

9位:税金考

これを読んでおくと、政府の日々の税金改革は「一応頑張ろうとしている」ことが理解出来ます。

ほんと、配偶者控除に猛反発している専業主婦の方々に読んで頂きたいですね。そういう人たちはまず読まないと思うけど。

ハリボテすぎる日本のゆがんだ税制が、国力を低下させてしまってるんですよ。専業主婦の皆さん、日本が税制改革せずに落ちぶれてもいいんですかと。(問題は配偶者控除だけじゃないけど)

税制について多少の理解がついたお陰で、政策や政府の議論により関心が持てるようになったと思います。

税金考 ゆがむ日本

  • 日本経済新聞社 (編集)
  • ¥ 1,728(執筆時)
  • 出版社: 日本経済新聞出版社(2016/7/7)

2016年の読書まとめ

小説はすっかりミステリーに偏りがちなのが反省。そいえば少し前に「水戸黄門 天下の副編集長」も読みました。エンタメ的で面白かったです。清水義範「国語入試問題必勝法」を思い出しました。ご存じの方ならわかると思いますが、ああいう感じです。

先日「年収90万円で東京ハッピーライフ」は記事にしました。涅槃に達したようなそのお姿が、ヨガナンダに重なるものがありました。

他には、「財務省と大新聞が隠す本当は世界一の日本経済」とか「大富豪が実践しているお金の哲学」など、やはり金融・お金・税金関連が多かったかもしれない。

ミステリーはおじさん友のオススメ本がまだまだあるようなので、色々読みたいと思います。

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